図書室から始まる彼女の初恋


「…そっか。」

どうして今哀しい目をしたの?

どうしてそんなこと聞くの?

「今のを聞いて安心した。
決して俺のことを恋愛対象としてみないで。
そうなると俺は、
桃奈から離れることになるからね。」

…淡々と話す啓。

今…やっと自分の気持ちに
気づいたばかりなのに。

早々諦めなきゃいけないの?

啓は…啓は、
どうしてそんなこと…
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