図書室から始まる彼女の初恋


「あんた、今日、私の仕事場おいで。」

…は?

私、未成年だよ…

「可愛くなる気もない…」

「ドレスも貸してあげるから。
年齢もバレないだろうし、酒強いでしょ。」

お酒…か。

何もかも忘れさせてくれるかも。

飲みまくれば良い。

そうすれば、楽になれる。

「行く。」

「私がそこへ連れて行った意味を考えなさいよ。」

……?

どういう意味か聞こうとしたが、
お姉ちゃんに「寝るから。出て行って。」
と、言われ、しぶしぶ自分の部屋へ戻った。
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