図書室から始まる彼女の初恋
「この子、今日働いて、
良い感じだったら、明日から入るから。
私の友達ー。」
着いた瞬間、
おどおどしている私を
お仲間のキャバ嬢さんや黒服達に説明する。
髪型は自分にでは到底出来ないくらい、
黒髪でも、もの凄く盛れている。
美容師さんの凄さを
改めて実感した。
それにしても
綺麗な人ばかり…
でも、私にはもう関係ない。
だけど…、
やっぱり憧れてしまう。
「わー、可愛い子。」
「顔童顔で整ってるし、手足細い!」
「こんな可愛い子と友達だったのー!?」
あれ…
あれれ…
私の評判も悪くはない…?
むしろ、高評価。
でもこれは、
全て自分ではしてないしね。
その後、
仕事内容を簡単に教えられた。
お酒を飲んで、
お客さんとお喋りする簡単な内容。
だけどどんなことを話せば良いのだろう…
私、自分より遥かに年上の方達と
喋ったことないし…
ああ、不安だ。