君がここに居たこと~初恋の奇跡~




そんなことを思いながら
いくつもキャンドルを買って
あきがいいって言ったから
ラッピングはしなかった。




「 ねぇ、あき 」


『 ん? 』


「 ・・・・もうすぐ会えるね? 」




もうすぐ、・・・・きっと
1ヵ月なんてすぐだ。




1年がこんなに早いものだとは
思わなかった。
気付けばもう11月で、
目の前には12月が迫ってきていて。




「 ・・・早かったなぁ 」




1年。と呟けば




『 本当に、あっという間だね 』




そう返ってきて、
お互い老けたねなんて笑いあった。





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