君がここに居たこと~初恋の奇跡~
「 繭が好きだった、誰よりも。
命に代えても守りたい、と
本当に心の底からそう言えるほど
繭を愛してた 」
こんなクサい言葉も
きっともう言うことはない。
「 繭、・・・・ごめんね 」
苦しませることしかできなくて。
泣かせてばかりで、
「 俺は今からきっと、もっと
酷いことを言わなきゃいけない 」
俺が見たもの、感じたもの、
そして、”君の記憶”全てを
俺は、今から・・・・──────────