君がここに居たこと~初恋の奇跡~




ついているのか、ついていないのか、
雪が降っていないだけマシだ、と
携帯の明かりで道を照らしながら
歩き続けていた。










─────────────なんだろう。




この道、すごく嫌な感じがする。
普段通らない道だし、嫌な思い出だって
これといってないのに。




「 ・・・・・っ 」




冷え切った身体を包み込む冷たい風に
はぁ、と息を零して




私はふと、すぐそこにあった自販機の方へ
足を向けた。




なんだろう、・・・・この感じ。
何でこんなに嫌な予感がするんだろう。




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