君がここに居たこと~初恋の奇跡~




家に帰るまで私は泣き続けた。
悲しくなんてないのに、
涙が止まらなかった。




それなのに、家に入ってすぐに
涙は止まった。




「 ・・・・ゴホッ 」




喉が痛いし、風邪かな・・・
熱があるから涙が・・・?




・・・・きっと、そうだ。




お風呂に入って、薬を飲んで、
ベッドに入ったのは12時前だった。




明日、休もうかな・・・
携帯とにらめっこしながら
アラームをかけようか、どうしようか
しばらく悩んでいた。










───────────ヴヴヴ..ヴヴ..




12時になると同時に
手の中の携帯が震えだした。




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