変恋
携帯を開くとメールが溜まっていた。
小さな知らせのようなメール音じゃ気づかないし、定期的に開くこともないので時々メールが溜まっているときがある。
メールは大学が同じの友達で今日の授業のノートを貸してほしいとのことだった。
授業のノート?ああ今日彼は休むのかと思い、分かったと返信し携帯を閉じサブディスプレイを見た瞬間、びっくりして携帯を落としてしまった。
最近の携帯にはサブディスプレイがついているから閉じると勝手に時間が出るのは言うまでもないだろう。
そんな事ぐらいではさすがにびっくりしないが俺は時間に驚いた。
15時40分。
大学から帰ってくるころの時間。
なぜ俺は自分の部屋にいるんだそして、なぜ俺はベッドで寝ていたのか、不思議でたまらなかった。