年下の君と青春中。






とりあえず、お店の外に出る。


葵はツボに入ったらしく、まだ1人で笑っている。


笑われたのはムカつくけど、葵の貴重な子供らしい笑顔につい、可愛いなぁとか、思ってしまう。


「・・・葵、そろそろ黙ろーよ」


「え?あぁ、ゴメンゴメン!!・・・はぁ、久々にあんなに笑ったわーww」


「・・・お店にいる人、みんな葵のこと見てたよ」


「え!?マジで!?!?うわぁー、恥ずいっ!!しばらくあの本屋行けねぇーじゃん」


笑のせいだー。


なんて、人のせいにする葵。


いつもクールな葵にしては珍しく、動揺しているらしい。


テンションがいつもと違って、変だ。


それに、耳まで真っ赤だ。







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