年下の君と青春中。
隣りの席の小村君。 葵Side
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今日は、いつもより笑が遅い。
いつもなら、息切らしながら走ってくるのに。
今日はそんな姿すら見当たらない。
・・・ケガでもして、これないのか?
階段で足捻ったとか。
・・・はは、笑なら本当にやらかしそうだな。
「あ、葵ー」
「あ?」
誰かと思って振り向くと、いつも通りの元気な笑だった。