最初で最後の恋文
「ねぇねぇ、佐伯君。ブランコだよ。懐かしい!!」
真琴は入るなり、小さい頃を思い出してはしゃいでいた。
そんな真琴を呆れた顔で見ていた遥斗は公園内を撮り始めた。
この公園には遊具はブランコ、滑り台、シーソーの三つだけで、ベンチが二つあるだけの小さな公園だった。
遥斗は公園内を一通りカメラに収めると、まだはしゃいでいる真琴にカメラを向けた。
真琴は遥斗に撮られていることも知らずにブランコを漕いでいる。
「いつまで遊んでいるの?」
真琴は遥斗の声に気づき、いつの間にか楽しんでいた自分に気づいた。
「ごめん。つい、懐かしくて…。」
少し恥ずかしそうに遥斗に言うと、遥斗は呆れた顔をして言った。
「今時珍しいな、公園でそんなにはしゃぐ奴。最近の子供でもそんなにはしゃがねぇだろ。」
「だって、…。」
真琴が少し口を尖らせながら呟くと遥斗がケラケラと笑い出した。
「何で笑うの?」
真琴は遥斗を睨みながら言うが、遥斗はそんな真琴を見てさらに笑い声を上げた。
ますます真琴は不機嫌になっていく。
「悪い。本当、お前って面白いなぁ。」
遥斗は笑い終わると不貞腐れている真琴を見ながら言い、空を見上げた。
真琴も遥斗と同じように空を見上げると、空から白い雪が舞い降りてきた。
真琴は入るなり、小さい頃を思い出してはしゃいでいた。
そんな真琴を呆れた顔で見ていた遥斗は公園内を撮り始めた。
この公園には遊具はブランコ、滑り台、シーソーの三つだけで、ベンチが二つあるだけの小さな公園だった。
遥斗は公園内を一通りカメラに収めると、まだはしゃいでいる真琴にカメラを向けた。
真琴は遥斗に撮られていることも知らずにブランコを漕いでいる。
「いつまで遊んでいるの?」
真琴は遥斗の声に気づき、いつの間にか楽しんでいた自分に気づいた。
「ごめん。つい、懐かしくて…。」
少し恥ずかしそうに遥斗に言うと、遥斗は呆れた顔をして言った。
「今時珍しいな、公園でそんなにはしゃぐ奴。最近の子供でもそんなにはしゃがねぇだろ。」
「だって、…。」
真琴が少し口を尖らせながら呟くと遥斗がケラケラと笑い出した。
「何で笑うの?」
真琴は遥斗を睨みながら言うが、遥斗はそんな真琴を見てさらに笑い声を上げた。
ますます真琴は不機嫌になっていく。
「悪い。本当、お前って面白いなぁ。」
遥斗は笑い終わると不貞腐れている真琴を見ながら言い、空を見上げた。
真琴も遥斗と同じように空を見上げると、空から白い雪が舞い降りてきた。