クソばばあと思ってた時期もあったおばあちゃんへ


学校で要る物に関しては、きちんと買ってくれたし、食事もきちんとお腹いっぱい食べさせてくれましたし当時は、テレビなんか一家に一台なんだけどチャンネル権は、祖父が帰ってない時には、僕を優先してくれた気がしますね。



あ!桃太郎侍だけは、クソばばあいやおばあちゃんが絶対譲ってくれなかったですね。



だけど、要る物意外に関しては、とても厳しかったんですよ。



学校で練り消しゴムって流行ってですね知らないかな若い方々は、ゴムみたいにいろいろな形になる大して消えない消しゴムですね。



それが欲しいんですよ。



だけど、許してくれなくてね。



きちんとした理由を言えってんだからそんなの考えつかなかったからつい周りで流行ってるからって言ってしまった僕も馬鹿ですね。



二時間くらい話し合って結局買ってくれなかったんですね。


それからは、多少ね僕も悪知恵を働かせるようになってね。


ドラえもんや藤子不二雄作品が、沢山載った雑誌が発売されるって友達に聞いて滅多に漫画買ってもらえなかった僕もそれは、欲しくてね。



だって大抵半魚人みたいな顔をした友達の家で漫画読ませてもらってたけどそれは、珍しく自分自身の手に入れたかったんですよね。



半魚人みたいな顔が気になりますか?いやぁ、僕は、色白の都会っ子だったのに漁師街の子供は、色黒で魚みたいなちょっと凶暴な顔に見えたんですよ。



漁師街ですから密かに半魚人だなぁって思ってましたよ。



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