とある真夏の物語【完】


その時、ふと、リュウとシュカさんの姿が脳裏をよぎった。




2人とも心配してるだろうな…





祥ちゃんらしき声を思わず追いかけてしまったことを今更ながら後悔する。





…祥ちゃん、私どうしたらいいの…?祥ちゃんは本当にこの世界にいるの?





そんな不安が頭をかすめた時だった…。





『真夏?』





懐かしい声が聞こえる。





思わず、その声に振り向いた私。




『リュウ!!』




なんと、私の後ろには焦ったようなリュウがいた。




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