とある真夏の物語【完】


『どんなやつって言われても…』


当時の祥ちゃんの姿を頭に思い浮かべてみた。




『もしかして、髪の色は、黒か?』




『まぁ、そりゃね…私の国では黒髪が一般的だし…』




すると、カイは目を見開いて私を見た。




『心あたりでもあるのか?』




リュウがカイにそう尋ねる。



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