とある真夏の物語【完】


『…はやく、私をここから出して…』





キッと、睨み付けるように私は、ヨウを見つめた。





すると、少し驚いたようなヨウ。



目を丸くして私を見ている。




『へぇ?真夏ちゃんって意外と短気なタイプ??でもさ、そんなこと言っていいの?幼なじみのこと知りたくない?』







ドクン





『…なんで、あなたが…?そのことを…』







『オレは何でも知ってるよ?そうだな、君がオレに協力してくれるって言うなら、君の幼なじみのことも教えてあげようか?』





不適な笑みを浮かべ、ヨウはそう呟いた。





< 122 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop