とある真夏の物語【完】


オレはすぐに肩をおとして、ベッドに座り込んだ。





この第2王子という地位だって、たまたま両親に子どもがいなかったという理由で得たもの。






まぁ、それは…ユウだって同じなんだけどな…。





そう思った時だった。







『…あれ?リュウまだいたんだ?』






オレの部屋のドアが開いて…入ってきたのは…。






『…ユウ…』





そう、第3王子のユウ。




一応、オレの弟みたいなものだ。




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