とある真夏の物語【完】
その瞬間、オレはユウに詰め寄った。
『…っ、まさか、お前ら真夏に…』
『…ふふ、大丈夫、兄さんにかかれば…ね?』
ユウの胸ぐらを思い切り掴んでやった。
けど、余裕そうな表情を一向に崩そうとしないユウにオレは苛立ちが募る。
『…そうか、今までヨウが大人しくしてるなんて…変だと思っていたんだ…最初から狙いは、真夏だったということか?ユウ?』
『…さぁ?どうだろうね?』
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