とある真夏の物語【完】
*ヨウの計画
*ヨウの計画
『…っそうだ…オレは…』
何で忘れていたんだろう?
何でもっとはやく思い出さなかったんだろう…?
オレだって、こんなに真夏に会いたかったっていうのに…。
『シュカ、悪い…お前のおかげで大切な人を思い出せたよ…ありがとな…』
オレは、ニッコリ微笑んでシュカを見つめた。
『当然です、さぁ、思い出したばかりのところ申し訳ありませんが、真夏さまを助けに行きましょう?』
そう言って、ニヤリと不適な笑みを浮かべるシュカ。
本当にいい性格してるよ…。