とある真夏の物語【完】


――




私は、項垂れて肩を落とした。





卑怯な手を使われたとはいえ、ヨウの言うことに頷いてしまった自分が許せない。






『…シュカさん、リュウ…私はどうすればよかったの??……祥ちゃん…どこにいるの??』






私の頬を一筋の涙がつたった。




< 141 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop