とある真夏の物語【完】



『冬樹くん、待ってよ…』




なんで…いきなり。




私はまだ陽子さんに会う心の準備ができていないというのに…。








陽子さんは、祥のお母さん。



とっても優しくて、いつもニコニコしていて…私は大好きだった。




『あ、真夏ちゃん、いらっしゃい。麦茶飲む?』




そんなことを言って笑ってくれたっけ?




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