とある真夏の物語【完】





ドシンッ!




『…痛い…』



おもいきり、腰を地面に打ちつけてしまった。




あまりの痛さに目に涙が浮かぶ。




『それにしても…何であんなところに穴なんか開いてんのよ…危ないじゃない!』




私は、未だズキズキと痛む腰をおさえながら立ち上がると、辺りを見回してみた。





『…この高さじゃ、登るのは無理そうだし…とりあえず、真っ直ぐ進むか…』





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