とある真夏の物語【完】
『あ、はい』
そう言って、くるりと後ろを振り向いた私の目に映ったのは…
『メ、メイド…』
そう、秋葉原などにいるあのメイドだ。
『お初にお目にかかります、私は、リュウ様のお世話役をさせていただいています、シュカと申します。』
ふわりと優しい笑みを浮かべたシュカさん、年は、二十代後半くらいだろうか。
『あ、こ、こちらこそ、真夏です!よろしくお願いします』
私も慌ててペコリと頭を下げた。