とある真夏の物語【完】


『は、はい…』



あまりの迫力に私は、黙り込む。




…だって…目が笑ってないんだもん…。




『リュウ様…、そんな態度をとられたら、真夏さまにも失礼ですよ?』




『……』




『せっかくのお料理の味も悪くなります』




『……』




『…真夏さまに嫌われますよ…?』




『…悪かった』




!!




今まで無言を貫いていたリュウもシュカさんの迫力に負けたのか…素直に自分の非を認めた。




『わかればいいんですよ、わかれば』的な目でニコニコ笑うシュカさん。





この日から私はシュカさんだけには逆らわないようにしようと心に決めたのだった。



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