とある真夏の物語【完】
『ん?』
ん?じゃないわよ!
あまり興味がないのか、リュウは、至って普通の様子。
『あらあら、もしかして、真夏さま、照れてるんですかぁ〜!もうっ!かわいい!』
そう言って抱きついてくるシュカさん。
…誰か…この人たちをどうにかしてくださいっ!
『て、照れてないですから〜!シュカさん、放して…く、苦しいです』
『まぁ!ふふっ、大丈夫ですか?』
ようやく解放してくれたシュカさんは、私を見ていつもの上品な笑みを浮かべていた。