とある真夏の物語【完】



『ま、真夏さま!?……ちょっと…待ってください!!』




その瞬間、私は、シュカさんが止めるのも聞かず、馬車から飛び降りていた。



『シュカさん!ごめんなさい!すぐ、戻ります!リュウにもそう伝えてください!』



それだけ言い残すと私は走りだしていた。





まるで……何かに引っ張られるように…。




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