とある真夏の物語【完】

呆れたようなカイの視線が痛い。


『…まぁ…しょうがないね…じゃあ、ひとまず…オレのとこ来る?』




『え!?いいの!?』




私は思わず顔をあげた。




『オレは、かまわないよ、せっかく、まなつと会えたんだし、どうせならもう少し話したいし』





か、神様!?




カイ…あんた顔だけじゃなくて、性格もいいんだね




『お願いします』




私は、ペコリと頭を下げてそう言った。



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