Run AwayⅠ・Ⅱ Truth
「切手なくて、ごめんな。
これ、頼むぜ」


ゴブリンはしっかりとうなずいた。

多分、ゴブリンはしばらく暇だろうな。


気の毒に。


ゴブリンがいなくなったあと、ミリアはシュラフから出た。


そして、シュラフをたたんで

「行くよ」


と冷たく言った。


おいおい、まだ二時半だぜ?って目で見たら、にらまれたので急いで片付けた。


まだまだ夜は長い。

朝日に向かって、俺達は歩いた。

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