Run AwayⅠ・Ⅱ Truth
「ふん」



金縛りにあったかのように、俺の体は石のようにこわばって動かなくなった。


…怖い。

恐ろしい。




ゆっくりとその恐ろしいものは俺に近付く。

そして、長大な刀を俺の顔の真横に突きだした。





「愚かだな…
私に背を見せるとは」




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