Run AwayⅠ・Ⅱ Truth
第29章
それから、何時間もたった。


雨が降っていて視界が悪い。


仰向けに倒れているからそう思うだけだろうけど…。


もう、今度こそ本当に起きあがることはないと思う。


俺がそう脱力していると、地面を這いながらこっちに来るレイがいた。


そして、俺のそばに静かに座った。


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