ダイスキ。
志織side
今日から中3だわ。メンバーは昨年と全く同じらしいけど、なんかドキドキする…
TRRRRRR――
ポケットに入れたケータイが鳴る。
「はい、もしもしー。」
「志織?俺。ちょっと…………話っつうか報告があって。」
電話の相手は、私の彼氏。
たーくんこと、吉田拓哉。
イケメンなのに、私にぞっこんなの。
「うん…。どしたの?」
「実は…。俺、志織の学校に転校することにしたから。」
「はぁあ?そんなの聞いてないよ!」
「だって、毎日ラブラブしたいじゃーん。志織は嫌なの?」
「…いいに決まってるじゃん!もー、たーくんたら。」
「あ、じゃあ学校着いたから。保健室で待ってる。」
「分かった。じゃぁ、教室に荷物置いてくるね♪」
「ばいばーい。志織。」
「うん、ばいばい!」
幸せな電話を終え、ニコニコしながら教室に入る。
すると…