ダイスキ。





「ホームルームに遅れると先生がウザイから行くね。」


たーくんを押し退けて制服を整えながら言う。



「志織、最近最後までやってないよー。」


頬っぺたを膨らませながら、胸を揉んでくる。



「あーもーっ、もう行くよっ?!」

「ちぇっ、つまんないのー。」



たーくんは胸を揉むのを止め、代わりに抱きついてきた。




「じゃぁ、今日の帰りねっ?」



たーくんの笑顔が見たくて仕方なく言った。



「ほんと!?志織、大好きっ。さっすが巨乳!笑」



笑顔は見れたけど、、


「たーくんは一言多いっ!!ま、いいけど///」








幸せ。



ほんとに幸せ。



あたしはたーくんの頬っぺたにキスをして、保健室から去った。





その時、あたしは気付いていなかった。




優美が保健室のベッドの下から覗いていたことに――――――。







< 14 / 38 >

この作品をシェア

pagetop