ダイスキ。





先生は、巻き込まれたくなかったのか、いつのまにかいなくなっていた。




だからなのかもしれないが、沈黙は続く。






「……………………………………………なぁ?」





喋ったのは、拓哉。



その後も、低い声で淡々と話を続ける。





「分かった。お前、此処イカれてね?」



そういって指差したのは頭。






「は………?あたしは事実を述べた「俺は、志織しか見てないし見られない。他のおんななんか眼中にもない。でももし、いやあり得ないけどもし、浮気したとしても俺だったらお前みたいな超絶ブスは選ばないな。」







あたしの話も聞かずに、拓哉くんは喋った。





でも、それ以前に…


















あたしがブス……?






志織の方が好き………?











超絶ブス………?











もう、なにがなんだか分かんなくなって混乱する。

















< 22 / 38 >

この作品をシェア

pagetop