Deep sea Girl

「わ!、」
「おはよう!!愁ちゃん」

ドアを飛び出れば愛しの愁ちゃんに抱きつく。少しよろめいた愁ちゃんだけどバスケで鍛えた身体でもあるのでガッチリと支えてくれた。愁ちゃんとは付き合って二年になる。そして今日は記念日。朝から早起きして寝る前に一時間かけて選んだ服を着て軽くメイクもしてきた。

「おはよう、奈緒」
「へへん!!♪」
「今日はどこ行きたい?」
「映画!!映画見に行きたい!!」
「映画?分かった、じゃあ行こうか」

そういいさりげなく指を絡めてきた愁ちゃんにドキッとしながらも私も指を絡めた。

愁ちゃんは小さい頃からの幼なじみというもので保育園や小学校、中学校までもずっと一緒に居た。すごくモテる愁ちゃんと反対にモテない私。付き合って最初は女の子達からたくさんのイジメを受けた、最終的には愁ちゃんのおかげでそれも無くなった。優しくて頼りになっていつも傍に居てくれた愁ちゃん、大好き。これからも変わらずに、、、。
< 3 / 26 >

この作品をシェア

pagetop