空と天使と悪魔くん
「俺をつけるなんざ、100万年早ぇーんだよ!!」
「「龍さん、すいませんっした!!」」
「すいません、龍さん。でも気になったんです。」
「何がだ?」
「龍さん、莉亜と寧子の弁当持っていっただろ?なんでパシられてんだ?」
「そんな龍さん、かっこわりぃ…」
「あぁ…莉亜に負けちまったんだよ!それに、莉亜は可愛いからな!寧子のはついでだ。」
「龍さんそれ、寧子が可愛くないって言ってるー?」
「いや、そうとは言ってねぇよ!莉亜の次に可愛いと思うし、好みってもんがあるだろ?」
「龍さんって、莉亜のこと本気なんすかー?」
「いや、俺は諦めたんだ。或玖には勝てねぇからな!」
「あ~そっか!或玖も莉亜ちゃん狙いだもんねー?」
「或玖は莉亜に一目惚れしたんだよな~!」
「奏汰も莉亜さん狙いなんじゃないんですか?」
「バカ真白!それ、いうなよな~…俺も諦めようとしてたのによぉ~…」
「そうでしたか。早く諦めるのが懸命です。」