空と天使と悪魔くん
そう言うと寧子はちょっと…いやかなり考えてから、
「莉亜ってさ…その格好してる時いっつも何してた?」
そんなの…
「喧嘩」
に決まってんじゃん?
すると寧子は納得したように
『それでか~!』
と呟いた。
「何が?」
「だから~喧嘩してるとこが怖くて近寄れないんだよ!じゃなきゃこんなイケメンがモテない筈ないもん!」
「喧嘩―…のとこは否定しないけどあたしイケメンじゃないし!元からモテないでしょ。」
「はぁ~…莉亜ってほんと鈍感…」
寧子が何か呟いたけど小さくて聞こえなかった。
まぁいいや!
「寧子~そろそろショッピング行かないの?」
「んじゃ、行きますか!」