空と天使と悪魔くん
「ってめぇ!!何すんだよ!」
「あんた。陸久…って言ったっけ?いいかげん気づいたら?莉亜が嫌がってるの分かんないの?」
「…っ…!」
あら?
陸久にぃがおとなしく離した!
寧子って以外とやる、かも?
「莉亜おかえり!で、この女誰!?」
「はじめまして~莉亜の親友の胡桃 寧子です♪今日からここに住むからよろしく!」
「はぁ!?親友ってのは分かったけど…なんで住むんだよ!?」
「陸久にぃ…寧子は施設育ちで両親がいないの。いいでしょ?」
「……あぁ、分かった。今日から家族な!寧子!」
「ねぇ、陸久?それ同情?」
「……同情なんかじゃねぇ」
“ふ~ん”そう言って寧子は陸久にぃに近づいて行って…
こそこそっと何かを耳打ちした。