空と天使と悪魔くん
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「それ…本気で言ってる?」
らん《マジよ。でもね…この事は絶対に他に知れてはならないの。分かるでしょ?》
るか《この事が他に知れたら、杏里は女王ではいられないの。》
「そのこと…陸久は知ってるの?」
らん《多分ね…記憶を失ったのは、莉亜だけの筈よ。》
るか《――と――も、もちろん知ってる。》
「莉亜には…このまま言わない気?」
らん《これから先、――と――が接触してくると思うわ。》
るか《そのとき、莉亜が何かに感づいてしまったら寧子から言ってほしいの。》
「…っ…分かった。その時になったら…言うね?」
らん《よろしくね、寧子。》
るか《ありがとう…分かってくれて。》
ちょうど話がまとまった時、
部屋の扉が開いた。