空と天使と悪魔くん
「サン、らん、るか。話は終わった?」
らん《杏里、今終わったわ。》
るか《寧子には全部話したよ。》
「………」
「あら!サンの名前は“寧子”っていうのね!梓(アズサ)らしい名前だわ!」
ん?
梓?
もしかして!
「あの!梓って人はうちの…お母さん…ですか?」
るか《もう!杏里!なんで言うの!!》
「だって、もう知ってもいい頃じゃない?莉亜にも私が天使だってこと、打ち明けたしね?」
「じゃあ、本当…なんですか?」
「えぇ、そうよ。あなたのお母さんの名前は梓。私の親友で、エンジェル仲間でもあったわ。」
「エンジェル…じゃあ、今は天使なんですか?」