今、この時に恋してる
ぐ、ぐぅ、、。
「しっとーけど、、
新しいワンピやけん着たかったと!!
泣きつかんもん、子供やないし!」
「わかったよww」
玄関のドアを開けると強い風が吹き込んで、家の短かい廊下を通り抜けた。
「風のつよかね。
嵐の予兆や。
雨ば降り始める前にはよ行こ。」
そう言ってゆーちゃんが歩き始めたけん、海依は急いでカギばしてから小走りでゆーちゃんに追いついて、ゆーちゃんの服の裾を掴んだ。