SD殺人事件
単調な機械音が鳴り響いた。
その音が今の今までは本物か偽物なのかわからなかった毒物検知機が、紛れもない本物だと言う事を裏付けた。
「磯俣死んでるの?」生駒さんが不安そうな顔でそう言った。
「タバコに毒が付いてたって事やんな?」
太ちゃんが言うと、
「えっ?マジで?」って顔をして高くんが毒物検知機をタバコから離した。
いち早く気付いて確かめたんちゃうの?
「救急車!警察呼ばな…。」
アタフタした感じで地ー坊が言うと、
「警察は…。それにもう死んどるねんし…。ちょっと待ってて店長に言うてくる。」
少し涙目になりながら信くんが言い、そのまま休憩所から出て行った。
「ありえへん!人死んでんのに、なんで警察呼ぶのに店長の許しがいんねん!ほんまおかしいわ、この店!」
地ー坊が顔を赤くして怒鳴った。
その目には涙がにじんでた。
横たわる磯俣の方に視線を移すと、太ちゃん、生駒さん、金谷が何度も何度も磯俣の体を揺らし呼び掛けてた。
が、
反応はなかった。
そんな中、ただ一人落ち着きのない猿の様にウロウロしてる高くんから毒物検知機をぶん取って、磯俣の残りのタバコに近付けてみた。
箱を開けると、タバコはほぼ満タン入っていた。
が、
そのどのタバコにも毒物検知機は反応しなかった。
その音が今の今までは本物か偽物なのかわからなかった毒物検知機が、紛れもない本物だと言う事を裏付けた。
「磯俣死んでるの?」生駒さんが不安そうな顔でそう言った。
「タバコに毒が付いてたって事やんな?」
太ちゃんが言うと、
「えっ?マジで?」って顔をして高くんが毒物検知機をタバコから離した。
いち早く気付いて確かめたんちゃうの?
「救急車!警察呼ばな…。」
アタフタした感じで地ー坊が言うと、
「警察は…。それにもう死んどるねんし…。ちょっと待ってて店長に言うてくる。」
少し涙目になりながら信くんが言い、そのまま休憩所から出て行った。
「ありえへん!人死んでんのに、なんで警察呼ぶのに店長の許しがいんねん!ほんまおかしいわ、この店!」
地ー坊が顔を赤くして怒鳴った。
その目には涙がにじんでた。
横たわる磯俣の方に視線を移すと、太ちゃん、生駒さん、金谷が何度も何度も磯俣の体を揺らし呼び掛けてた。
が、
反応はなかった。
そんな中、ただ一人落ち着きのない猿の様にウロウロしてる高くんから毒物検知機をぶん取って、磯俣の残りのタバコに近付けてみた。
箱を開けると、タバコはほぼ満タン入っていた。
が、
そのどのタバコにも毒物検知機は反応しなかった。