Material Boy
置いた場所が悪かったのだろう。


脚立のバランスが崩れ


気が付いたときには体が宙を泳いだ


倒れた脚立で目の前のディスプレイが崩れるのが見えた。


ガラガラ崩れる音


身体が床に叩きつけられた。


と思ったら。


体がふわりと宙で揺れていた。


「何やってんだよ。」


「アハ、、ナイスキャッチ!」


遥火は呆れた顔で、


「心臓に悪いことするなよ。」


「ちょっとだけ直そうかなって思ったんだけど。」


「そういうことは誰かに頼むんだよ。

 ったく責任者だっていう自覚持て。」







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