Material Boy
「MAKE LOVE。

 もう、結構我慢の限界なんだけど。」


「な、なんで急に…」


「急じゃない

 俺としては段階追って進めてるつもりだけど?

 野乃は奥手っぽいから…

 ダメかな?」


そんな胸に抱きしめられたままお願いされたら、

 私…


「ダメって言ったら、止められるの?」


「そんな風に試すなよ。」


いじけた様にふぃっと顔をそらすと、野乃を抱きしめた腕を開放した。

そんな子供みたいな顔、、

あたしが嫌ならやめるつもりなの?

強引なくせに優しい遥火。



「ごめん。大丈夫。覚悟今出来た。」





< 125 / 228 >

この作品をシェア

pagetop