Material Boy
ちょうど、オ-プニングセレモニーの真っ最中。

たくさんの人達が集まっていて、仲野さんがテ-プカッットをしていた。

ああ始まるんだ。

企画準備室ができて初めての仕事

私の企画を、室長が手を入れて、

そして現実になった。

今まで仕事してきて、

こんなに思い入れたことはなかった。

野乃が胸を熱くしていると、

遥火が手をギュッと握って

「行こう。」

と言って、手を引いて、

そのまま人の波の中に入っていった。
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