Material Boy
社長たちと共に、

再びフェア-を訪れた野乃は、

午前中より更に人が増えているのに驚いた。


「すごいな。」


社長も驚いていた。


「これほどとは予想しなかった。

 一体何がそんなに人を集めているんだ。」


課長も人の多さに驚くとともに、

予想を上回る盛況ぶりが不思議でたまらないようだ。


「この列、、、もしかして、、、」


野乃の予想は的中していた。

遥火の握手会の列だった。

室長と共に抽選ブ-スに行くと、

さっきまで一緒にいた営業部の山根が、


「ああ、鮎川主任。思ったより人が集まってしまって、

 どうしましょう。滝沢さん食事も取れないほどで、、」


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