Material Boy
「主人の兄のお店なの。」


ああ、そういえば似ている感じがする。


イケ顔の旦那も然ることながら、

この甘い香りとこの笑顔、

スィーツ好きの女子がみんなメロメロなんだろう。


ここが郊外でなかったら、

行列ができる勢いだろう。


「分かりましたよ、室長がここに俺たちを連れてきた理由。」


「え?」


室長がニッコリと笑った。
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