Material Boy
「野乃…?」

「遥火大丈夫?」

「俺、日本まで帰って来れたのか。」

「うん。ここ遥火の部屋よ。精神的なものって聞いたけど、

 まだ熱あるみたいじゃない。歩けるならベッドに移動しよう。」


「野乃。ごめん少し一人にしてくれ。」


「そう…わかった。でも2時間だけよ。

 2時間後お粥作ってくるから覚悟して。」


「うん。ありがとう。」

野乃は遥火を一人部屋に置いて自室に戻った。

冷蔵庫を覗いて、

チェックしたあと、

スーパーに食材を買い足しに出かけることにした。

「帰ってきてお粥作るくらいでちょうどいい時間よね。」

< 179 / 228 >

この作品をシェア

pagetop