Material Boy
部屋のドアをそっと開けて、

中に入ると、

すやすやと寝息を立てて、

ソファ-にうつ伏せになって眠っていた。

レンジにお粥を置いて、

ソファーのそばに座り寝顔を眺めた。

さっきとは違う穏やかな顔。

大丈夫?よね。

おでこにそっと手を当てると、

熱さを感じない温もりにホッとした。


「ん…」


「目が覚めた?」


「もう二時間たった?」


「うん。お粥作った食べる?」


< 181 / 228 >

この作品をシェア

pagetop