Material Boy
後日、

遥火の部屋を片付けている時、

手紙を発見した。

「私宛じゃない。」

なんで手渡さなかったのかしら。

--鮎川野乃様  言おうかどうか迷ったんだけど、

 やっぱいうのが筋かなと思って、手紙を残します。---

「何かまどろっこしい書き方ね?」


--野乃を一人で残すのはやっぱり心配で、

 たまたまJHONが日本に残りたいといったので、

 野乃の部屋に残してきました。

 悪い奴じゃないから仲良くやってくれ。---- 

「は?誰と仲良くって?」

ひらりと手元に落ちた写真。

ブロンドのナイスガイがピース写真で写っていて

裏面にJHONと書いてあった。


「あ…」

思い当たったことがひとつだけ…

アメリカから連れてきた…

「ジョンさん?」

ぱちんと弾けるラップ音…

背筋がぞおおおおっとした。

「遥火のばっかあ~~そんなんおいてくな~~~!!」



ホントにEND
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