Material Boy
「はあ、?」

「悪い、もう少し色々勉強するんで、、

ああっこういう時なんていったらいいんだ、日本人は」

「ごめんなさいですよ。」

「え?」

「まずは、ごめんなさいです。いいわけはそれから、、」

「そか、ごめんなさい。」

子どものように謝る男を半分呆れて半分可愛いと思った。

「わかりました。もういいです。次は無いですから。」

ジロッと睨むと。

遥火は、ぷはっ

と笑って、

「いいよ。お前気に入った。

鮎川野乃、俺の女になれ。

俺がお前を変えてやる。」

言うが早いか

野乃を抱き寄せ、唇を重ねた。

突然の行為に戸惑う野乃に

にやりと笑い。

もう一度唇を奪う。

一瞬にして野乃のファ-ストとセカンドキスを奪われ、

おまけに、心も奪われてしまったのだった。

「今からお前は俺のもんだ。」

ドキドキして何も言い返せないまま立ちつくす野乃は

一言も返事をしないままに、遥火のものになってしまったらしい。
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