☆†赤い瞳にご用心†☆
とか思いながらも、その方法がみつからなくて、唸っていると、
「僕に任せて」
とカルがそう言った。
いやいや、カルの力は認めてるけど、それは戦闘面とかで役立つものばかりだったよね…?
なのに、任せてと言われても……
目の前が白く光った。
カルの体が光っていた。
そして、次の瞬間には私よりも背の高いカルが立っていた。
「カ、カルだよね?」
「そうだよっ」
答えながら、私を抱えると跳んだ。
屋根と屋根を跳びながら、あの二人から離れていた。
「す、すごい! カル、こんなこともできたの?!」
「妖精はみんなできるよ? 昼間はこの姿で過ごしてる妖精は少なくないんだ」
へぇーと、感心しながら答える。
妖精ってすごいんだねっ。
すごいでしょっ!といって、にこっとわらうカルをみると、なんだかすごく落ち着いた。
そして、私は眠ってしまった。